博多住吉通信

ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

民主主義の約束


 最近、韓国ドラマに凝っていました。といっても恋愛物ではなく現代史物です。写真のパッケージ「第5共和国」(2005年韓国MBCテレビ放送)というドラマです。これは韓国でクーデターによって政権を奪取し、80年代前半から後半にかけて7年間にわたって韓国大統領として君臨した全斗煥の権力掌握、国民の民主化運動への残酷な弾圧、やがて失脚、弾圧の責任を問われて裁判で死刑を宣告されるまでの物語です。
 たいへん面白かったです。何分私自身の19歳から30代半ばまでの16年余りの人生の軌跡とドラマの進行が重なっていたので感慨深いものがありました。特にドラマの核心の光州事件(1980年5月)のパートは特にそうでした。20年に及ぶ朴正煕大統領の軍事政権にうんざりしていた国民が、いよいよ民主主義の時代を待ち望んでいたまさにその時にドラマの主人公全斗煥はクーデターで権力を掌握し、それに対する光州市民の決起に対して配下の軍隊を投入し流血の弾圧(700人以上の死者行方不明者と5000人を超える負傷者を出した)を引き起こした訳です。この事件で弾圧が極に達した1980年5月18日の後、私は学友十数人で東京南麻布の韓国大使館に抗議に行った記憶があります。